J.R.R.トールキンのファンタジー世界 ~指輪物語とエルフ語への招待~の復習

青葉繁れる頃、エルフ語講座J.R.R.トールキンのファンタジー世界~指輪物語とエルフ語への招待~へ参加してきました。

伊藤盡先生の講義を受けるのは2014年に開かれた古英語叙事詩とホビットの冒険以来、4年ぶり2回目で今回もトールキン教授愛に溢れるお話を聞けて本当に楽しかったです。最高でした。俺たちの教授は天才なんだっ!

 

アルダに存在するエルフ語は数種類ありますが、今回の講座では中つ国でポピュラーなシンダリンを学びました。あとローハン語(古英語)も少し。

しかし恥ずかしながら私はエルフ語初心者のため、内容へついて行くのにイッパイイッパイ。板書もちゃんと写せ…写せたかな?どうだろう…みたいなレベルでした。

ということでタイトルは講座の復習となっていますが、いかんせん浅学なので講座で習ったシンダリンの語彙一覧をもって復習といたします。

 

シンダリン語彙一覧

シンダリン 日本語 英語
感嘆詞
ae 嗚呼、もしも O!
名詞
adar father
ann 贈り物 gift
arnad 王国 kingdam
aur day
bâd 小道 pathway
calad light
galad(子音変異c→g) light
cuil life
ceven Earth
curu ability, skill
dagor 戦い、戦、戦争 battle
edhel エルフ elf
eneth 名前 name
ethuil 晩春 late Spring
Golodhrim(集合的複数) ノルドール族 Noldor elves
Golodh(単数) ノルド Noldo
Gelydh(複数) ノルドール Noldor
guruth death
imbas パン bread
innas 意思、心 will
lam 言葉、舌、声 language,tongue
lær summer
時間 time
megil sword
vegil(子音変異m→v) sword
men 通路 way, road
Menel high heaven
methed 終わり end
vethed(子音変異m→v) 終わり end
minuial 明け方 "morrowdim", dawn
nad 何か、もの thing,something
onnad 始まり beginning
peth 言葉 word,voice
beth(子音変異p→b) 言葉 word,voice
tal foot
tail(複数) feet
ugerthþ 過ち、罪を犯す trespass
代名詞
im I
nin 私の my
enni 私に me
mín 我々の us
vín(子音変異m→v) 我々の us
ammen 我々に us
あなた thou
lin あなたの thy
allen あなたに、あなたらに thee
ce きみ、お前 you
cin きみの your
achen お前に、お前らに you
asson 彼に him
assyn 彼らに them
assen 彼女に her
essin 彼女らに them
assan それに it
ten それら them
den(子音変異t→d) それら them
ti それらを them
di(子音変異t→d) それらを them
essain それらに them
enin (三人称再帰  
ai それらのため for those who
ma 〜かどうか  
man 何? what
sen これ、この this
hen(子音変異s→h) これ、この this
動詞
anna- 与える give
anno(命令形) 与えて give
bad- 行く go
bedich(二人称略式) 行く you go
boe 〜が必要になる it in necessary
car- なる、成す do, make
caro(命令形) 成せ do, make
cen- 見る see
cenich(二人称略式) 見る you see
cuia- 生きる live
cuio(命令形) 生きて live
danna- 落ちる、落下する fall
diheno- 許す forgive
dolen 隠されている hidden
echad- 作る、製作する make
echannen 作った、製作した made
edra- 開く、開ける open
estelia- 望む trust,hope
esteliach(二人称略式) 望む you trust
estelio(命令形) 信じて trust
ethol- 再び来る return
ethelithon(一人称単数) 再び来る I return
gohena- 許す forgive
gohenam(一人称複数) 許す we forgive
govad- 会う、集う meet
govannen 出会った met
gwanna- 去る、死ぬ depart, die
ista- 学ぶ have knowledge
istatham(一人称複数) 学ぶ we have knowledge
lasta- 聞く、聴く listen
lasto(命令形) 聞け、聴け listen
maganna- 鋭くする、鍛造する forge metal
magannen 鋭くした、鍛造した forged metal
na-,(no-) 存在する? be
nautha- 〜に思う conceive
no 〜であれ be
onna- 始まる beget
ped- 話す speak,say
pedich(二人称略式) 話す you speak
pelia- 広がる spread
suil- 挨拶する greet
*sta- 助ける help
thaed(派生) 助ける help
theli- 意味する mean
thelich(二人称略式) 意味する you mean
tol- 来る come
telin(一人称単数) 来る I come
telitha(未来形三人称単数) 来る it will come
tolo(命令形) 来い come
trasta- 悩ませる trouble
前置詞
bo 〜の上 on
ennas あそこで there, in that place
na 〜とともに、〜により、〜へ to,towards
ned 〜における in, of
o 〜に関して、〜から about, concerning
or 〜の前 above,over
vi 〜の中 in
関係代名詞、冠詞
i あの、この(単数) the
前置詞+冠詞
nan この〜とともに、この〜により、この〜へ to the
副詞
dan 戻る、帰る back
go 〜とともに together
hi now
mae よい well
vae(子音変異m→v) よい well
minlú(min+lû) かつて once,one-time
sír 今日 today
sui 〜のように as
ú 〜でない not
形容詞
aer 聖なる holy
archenned 見られずに without seeing
edwen 二つ目の、別の second
haer 遠くの remote
ilaurui 日ごと daily
laug 暑い、暖かい warm
maeg 鋭い sharp
min 一個の one
ring 寒い cold
接続詞
a(r) 〜と、そして and
egor または or

 

 

余談

参考文献に先生の著書『指輪物語 エルフ語を読む』を入れていますが、絶版のため私自身は所持しておらず図書館で借りました。『改訂版』『エルフ語辞典』『第三回エルフ語講座』『ドワーフ語講座』ともども末永くお待ちしております。言値で買います。

『A Gateway to Sindrin』は持ってるのペーパーバック版なので本当は2007年と記すべきなのかもしれません。

間違い等ありましたら教えていただけると幸いです。

 

 


■参考文献

指輪物語 エルフ語を読む』 伊藤盡著 青春出版 2004年

『A Gateway to Sindrin』 David Salo著 The University of UTAH press 2004年

『Parf Edhellen』 https://www.elfdict.com/

『Gwaith-i-Phethdain』 http://www.elvish.org/gwaith/


 

バギンズはギュゲスなりや?

こちらは Tolkien Writing Day #3 への参加記事になります。



Happy HOBBIT Day!

バギンズ氏におかれましては心より、お誕生日おめでとうございます♪

めでたきこの日において少し暗いテーマになりますが、力の指輪の元ネタのうちの1つとされているギュゲスの指輪のギュゲスと一つの指輪の両バギンズ氏の関係について稚拙ながら意見を述べたいと思います。

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カザドの歴史 第三紀編

 こちらはTolkien Writing Dayへの参加記事になります。



こんなで大丈夫かしらと思いながらもお陰様で、このドワーフの歴史まとめも第三紀までやってきました。

gwn001.hatenablog.jp
gwn001.hatenablog.jp
gwn001.hatenablog.jp

ひとえに私の力不足ゆえ前回から間があいてしまいましたが、いま一度のお付き合いをよろしくお願いいたします。

黎明編からお付き合いいただいている方にはご理解いただけていると思いますが、こちらは映画ではなく原作の歴史まとめになります。

映画と原作の歴史の違いについては実際に両方にふれていただくか、『別冊映画秘宝 ロード・オブ・ザ・リングホビット中つ国サーガ読本 』に詳しくまとめられていますので、そちらをお勧めいたします。



※これより先は『ホビットの冒険』や『指輪物語』のネタバレを含みます

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神の愛でブン殴られた話(映画『ロード・オブ・ザ・リング』の衝撃)

 J.R.R.トールキン教授の作品世界へ足を踏み入れる際の心構えとして「山にたとえるとエベレスト級で奥の深い世界だが、大切なのはまず進むこと。とにかく大きいので登るルートがみんな違っても大丈夫。」と教えていただいた事を、最近になって思い出しました。

教授の作品世界。中つ国物語群を読み解き理解を深めるため、1ファンである私も折に触れては様々な角度からのアプローチを試みていますが、そんな我が身をふり返ると、どうも遭難しているように思えます。

そして初めて映画『ロード・オブ・ザ・リング』をみた時から、山にたとえると登山口へたどり着くか着かないかの時点で、すでに遭難していたのだと気づかされました。



この話は、教授の世界へ触れるきっかけであった映画『ロード・オブ・ザ・リング』を鑑賞した際に受けた精神的な衝撃についてです。

私は元からファンタジー全般へ好感を持っており、どうしようもなく中つ国のお話が大好きになってしまったタイプの人間です。

ですが今回の遭難話は、10年プロテスタント系の学校へ通い、勤勉なたちでは無かったにしろ毎日の礼拝に参加し、道徳の替わりに聖書の授業を受けていた人間(日本の仏教徒)が、真に「キリスト教の影響を受けている西洋の作品」と出会い、その表現にひすら感服するしかなかった話になります。

稚拙ではありますが私個人の宗教観を含む内容となっておりますので、そのあたりをご容赦いただけるようでしたら、どうぞお付き合い願います。

※これより先は映画『ロード・オブ・ザ・リング』のネタバレを含みます

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レゴラスとギムリのペーパークラフトもどき

 こちらはレゴギムwebアンソロジーへの参加記事になります。

 

本来は基本的に新作を投稿すべきところ主催様から今回のみお許しをいただけたので、趣味で前に作ったレゴラスギムリの○○風(小心者なので伏字部分はご想像にお任せします)ペーパークラフトを投稿いたします。

 

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ハーフエルフの系譜

 こちらはTolkien Writing Dayへの参加記事になります。

 

 謹んでエルフの新年のお祝いを申し上げます。

そして去年のアドベントに引き続き、このような機会に恵まれた事に感謝を。

 

 今回は前回と異なり、指輪物語の中でも(最近は外でも)有名なエルロンド卿が属するハーフエルフの系譜と、数字で見るその血筋について少しお付き合いいただきたく思います。

 

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アルダ身長事情

 中つ国のキャラクターや種族の身体的特徴を考察して今日も楽しい…そんなgwn001は、最早どこまでが原作設定で、どこからか妄想の世界であるのか判別できなくなり自らの低脳さにうちひしがれるのでした。

 

ということで、アルダの皆さんの身長覚書メモです。

 

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